実施内容 |
近年気象が不安定になり、局地的なゲリラ豪雨や水害に対する危険が増しています。この夏、北海道や岩手県を襲った台風は堤防を決壊し、濁流となって田畑や住宅地を襲い、大きな被害をもたらしました。静かな流れで水の恵みを与えている川も、大雨と洪水で姿を大きく変えます。自然の脅威、治水工事の難しさをあらためて感じます。
河川工事は、治水や利水を目的として進んできましたが、平成9年の河川法の改正で、「河川環境の整備と保全」が目的に新たに盛り込まれ、河川工事では、災害対策だけなく、自然を考えた川づくりがすすんでいます。
小泉川や小畑川を歩くと、生物が住みやすい木の護岸や、魚が遡りやすい魚道など、多自然型工法が目に付きます。また、住民が水と触れ合えるような、親水護岸もあります。このような河川工法の変化や現状、そして最近の頻発する豪雨災害について、行政の担当者の方に説明していただきます。川の魅力についても、多様な役割や生き物との共生などに触れながら、考えていきたいと思います。ぜひご参加ください。
○お話
京都府乙訓土木事務所 河川砂防室 尾﨑徳士さん
「河川整備の変遷と河川工事について」
淀川河川レンジャーアドバイザー 田子稔さん
「桂川の魅力~豊かな自然と環境」
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